ドリフターズ 第36話 感想&ネタバレ
一日で10丁の鉄砲を作れるというドワーフの言葉を聞いて、笑みを浮かべる信長。
サンジェルミは弟分たちを従えて、豊久たちを値踏みしに来て、自分がドリフターズであることを明かします。
そして自分は売国奴でオルテを売りに来たと告げます。
というのが前回の35話でしたね。
では、ドリフターズ 第36話 ゴールデンタイムラバー ネタバレと感想、いってみましょう!
== 第36話 感想&ネタバレ ==
売国奴とは?、で、俺たちに何をさせたい?、と尋ねる豊久。
サンジェルミはクーデターの手引きをすると進言してきました。
その話を信用し、ドリフターズとエルフ、ドワーフたちはオルテ帝都へ潜入することに成功します。
豊久たちがサンジェルミに自己紹介をした時のこと、サンジェルミは島津家が関ヶ原の後、どうなったかを教えてあげてもいい、と豊久に言います。
すると豊久は「何十年、何百年かかったは知らんが島津が徳川家を滅ぼしたに決っている」と返答し、サンジェルミは呆れます。
オルテ帝国の総力戦会議の場において、サンジェルミが口を開きます。
「オルテの店じまいのお知らせをしたくて」、と。
== 感想 ==
ついにオルテ帝国終了のカウントダウンが始まった、という感じですね。
国土の4分の1を所有すると言われるサンジェルミとしては、国の滅び方次第では、国土をばらばらに分割される恐れがあるためそれを避けたいようです。
ということでクーデターを手引きするよ、という考えなのですね。
もちろん、見返りは自身の確実な保身。
要は己の利益のためにドリフターズに活躍してもらいたい、というシンプルな考え方。
信長はそこに気づいたからこそ、サンジェルミは信用に値する、ということで反対しなかったとのこと。
普通なら何か裏があるんじゃないかと疑うところですが、真意を見抜き言葉通りということを感じたためにクーデターに乗っかったのでしょう。
やっぱり、そういう心理戦というか相手の考えていることを見抜く力は信長ですね!
私たちも相手の言葉の真意を見抜いて、言葉通りなのか、それとも言葉とは逆のことを思っているのか、ということを感じる能力は必要ですよね~。
そして帝都に潜入する方法はシンプルに馬車の荷台に隠れて、というもの。
何も知らないオルテ兵からすれば、サンジェルミは仲間であり一大権力者ですからね、潜入は容易いものです。
疑う兵には権力をちらつかせ、「名前を言いなさいよ」とすごむことでダメ押し!
悪だくみをしているときは、そういうものなんでしょうね、私は性格的にそういう圧をかけるようなことは出来そうにありませんが(笑)
そんな兵とのやり取りは、サンジェルミではなく弟分のアレスタがやったのですが、まぁまぁカッコイイですよ。
是非、コミックで見てやって下さい。
帝都の中を馬車からこっそり覗く豊久たちは、街の廃れようを見て、やはりこの国を滅ぼすことが民のためにもなると確信します。
街に活気が無い、若者がいない、退役した者は物乞いに身を落としている・・・そんな風な街、国は現代社会でも終了と言っていいですよね。
治める人間が代わり、ガラっと変えていくしか民は幸せになれないと思います。
ちなみに現代社会でそれを行う方法は選挙。
ってことで、みなさん、選挙にはいきましょうねw
そして今回のギャグ部分というかお笑い部分は、信長が後世にどのように語られているかをサンジェルミが話すシーン。
信長が、空を飛んで怪光線を出して巨大化したり、この世を魔界にかえたり体真っ二つでお茶立てたり、って・・・。
これ、きっと何か元ネタがあるんですよね??
誰か知っていたら教えて下さい(笑)
他にも、荷台の中でドリフターズ、エルフ、ドワーフにオルミーヌまでぎゅうぎゅう詰めになって、暑いだの臭いだのお尻さわったとか胸さわったとかのシーンはお笑いシーンです。
オルミーヌ、君の場合は色々としょうがないので我慢しましょう(笑)
あとはサンジェルミのことを姿形だけでなく中身が妙とか、あの格好はないとか、身も心も変態だ、とか好き放題言っているところなんかも笑うところですね。
この作者、各コミックの巻末にある漫画もぶっ飛んでて面白いので、是非、コミックで楽しむと良いと思います。
「あとがき ゆかい まんが 黒王さま御乱心」、という漫画です。
そのうち、この漫画についてもどこかで書こうと思っています。
って誰か読んでみたい人、いるんかな?(笑)
信長の体真っ二つでお茶は「へうげもの」が元ネタだと思います。