ドリフターズ 第46話 感想&ネタバレ
前回の45話は・・・
黒王からの撤退命令に従い、有利だった戦いから身を引かざるを得なかった土方。
刀を失った豊久は「闘いには敗けたが戦には勝った」という感じで命拾いします。
廃棄物には明智光秀が加わりましたね。
群雄割拠するオルテですが信長は天下布武の経験者、余裕の笑みを浮かべます。
では、ドリフターズ 第46話 Money Money Money ネタバレと感想、いってみましょう!
== 第46話 あらすじ(ネタバレあり) ==
グ=ビンネン商業ギルド連合で3人の男たちが顔を合わせています。
グ=ビンネン連合水軍水師 バンゼルマシンシャイロック8世
連合水軍軍監師 ナイゼル・ブリガンテ
ドリフターズ 大日本帝国海軍連合艦隊少将 山口多聞
大日本帝国海軍の主力空母「飛龍」と共にこの世界に飛ばされてきた山口は、飛龍を渡して欲しいというブリガンテの要望をスルーします。
一方、豊久は与一に介抱され、戦い方について話したり、「お豊が死ぬと たぶんきっと全ての歯車がこわれる」と与一に言われます。
信長は資金集めに奔走し、さらにサンジェルミンに「グ=ビンネンとの和平」を言葉巧みに頼みます。
そして、オルテ各地に散った軍を制圧する作戦を考え始めるのでした。
== 感想 ==
ほうほう、まずはグ=ビンネンという商業ギルド連合ってのをしっかり把握したいと思います。
海上島嶼にある商人集合国家、ということですが、要は大小さまざまな島に商人が集まって国家を名乗っている、ってことですね。
ドリフターズの話の上では、7つの巨大ギルドが運営する海洋擬似国家、だそうです。
それらを主導しているのが、シャイロックとブリガンテたちのようです。
そこに何故かドリフターズ・山口多聞!
タモンの口に合うようにと食事を振る舞っていますが、何かしらしっかりとご機嫌を取りたい理由があるのでしょうね。
どうやらタモンが洋上機動艦隊を指導したことで、グ=ビンネンが海上覇権を握ったようです。
タモンは、「私が何かしなくても君らは海を奪ったよ」と謙遜していますが、やっぱりタモンの働きは大きかったのでしょうね。
そこを謙遜するところなんか、日本人らしいですね~。
そしてグ=ビンネンの今後を尋ねるタモンに対し、オルテの領地を奪っても不経済、オルテとの和平を望んでいることを明かします。
さらに、もしオルテが戦さを続けるなら両方に物資を売って商業国としてやっていくだけと告げます。
さすがですね、商人らしさ全開です!
そして動かないであろう空母「飛龍」に戻るというタモンに対して、引き渡してくれないかというブリガンテの問いに対しては無言でその場を去ります。
一番落ち着く場所、ということですしタモンにとっては共にこの世界に飛ばされてきた同士でもあるでしょうから、簡単には手放さないでしょうね。
逆にグ=ビンネンは何故、飛龍を欲しているのでしょうか?、やはりくまなく調べて何とかして戦力にしようという考えでしょうかね?、と思ったら・・・「あれは別の世界の驚異の宝庫だ」とブリガンテが言ってますね。
とはいえ、仮に所有できたとしても、この世界の現在の技術水準ではどうにもできない代物だと思うのですが、それが分かるはずもないから致し方無いのかもしれませんね。
また、最後まで軍帽を取らなかったタモンに対して、シャイロックは「まだ我々を信じてはいないのだ」とタモンの心中を察します。
帽子をとる、とらない、って色々とありますよね。
昔、室内に入ったら帽子は取るもの、と教わりましたがどうですか?
教会などは特にそうですよね。
中に入っていつまでも帽子を被っていると、「帽子を取って」と優しく注意されます。
はい、昔、海外旅行中にうっかりやっちゃいまして注意されました(笑)
あれ?、そういえばこのタモン、グ=ビンネンの連中と普通に会話していました。
十月機関から言語変換の札をもらっているのでしょうか?
それとも、どちらかが相手の言語を覚えた??
そのあたりも気になりますね・・・。
そしてぶっ倒れた豊久は意識を取り戻し、なんとか動こうとしますが、動いちゃダメだと与一に怒られます(笑)
かなりの深手でハードな戦闘だったので、腹が減りまくっている様子。
与一に、「あーん」なんてしてもらって食事をしていますが、こういうところに萌える人も出てくるんでしょうね~。
豊久は、あんな戦い方でいい、それで死んでも上等、なんて言いますが、与一が「死んじゃだめだよ お豊が死ぬと たぶんきっと全ての歯車がこわれる」と、この世界のキーマンは豊久だと思う、という発言をします。
主人公ですからね、死んじゃダメです。っていうか、この漫画、主人公に近い人物が死んだりはしないんですね、今のところ。
ワンピースだったらエースが死んだり、北斗の拳ならレイやトキが死んだりと仲間の死を乗り越えて、っていうストーリーは鉄板のような気もしますが・・・。
あー、でも死んじゃうとしたら・・・与一??
それはそれでもったいない気もしますので・・・う~ん、木苺じいちゃんハンニバルあたり?、それともエルフのシャラとか?
いや、誰かに死んで欲しいってわけじゃないんですけどね、ただただ登場人物が増えていくだけって、どーなんだろーってね。
今回のギャグパート?では、信長が金策に走る様子が描かれています。
サンジェルミたちを含め、財産没収という話になり、サンジェルミもプリプリとご機嫌斜め、とはいえ、そうでもしないとドリフターズが新たにこの国を治めていくことが出来ないことは分かっているので、サンジェルミもやむなく了承しています。
「知やない(知らない)」って知らんぷりをするサンジェルミ、ちょっとカワイイですよ(笑)
そんなちょいオコのサンジェルミに信長は「グ=ビンネンとの和平」という頼みごとをします。
最初、「あんまり無茶言わないでよ」というサンジェルミですが、「俺は人に何か頼む時は それが出来る能力を持った奴にしか頼まん」と信長が言うと、「アンタ本当に人をヤル気にさせるのうまいわね」とサンジェルミがやる気になります。
なるほど、「それが出来ると思っているからお前に頼む」ってのは上手い言葉ですね。
今度何かで使ってみようかなっと♪
まぁ、グ=ビンネン側も和平を望んでいるようなので、すんなりと和平は成るのではないでしょうか。
そして後はオルテのあちこちで戦っている軍部をどう取り込むか。
う~ん、こんな内紛?みたいなことはとっとと片付けて、早く廃棄物とバンバン戦って欲しいものですな(笑)