ドリフターズ 第53話 感想&ネタバレ
やりましたね、サンジェルミが。
そう、前回の52話では、サンジェルミがグ＝ビンネンとの和平交渉を見事に成功させました。
信長の期待に見事応えることができたサンジェルミ、シャイロックが話が分かる相手で良かったですね～。
もちろん、サンジェルミの巧みな話術と本音と様々な要素のおかげなんですけどね。
では、ドリフターズ 第53話 ハイブリッドニューモード ネタバレと感想、いってみましょう！
＝＝ 第53話 あらすじ（ネタバレあり） ＝＝
グ＝ビンネンとの和平交渉が成功し、信長と与一もシャイロックの前に現れます。
オルテにドリフターズが集まるのは何かの意志を感じるというシャイロック、それはドリフターズが負けたらこの世の終わりだからだ、と信長は答えます。
オルテより北の山岳森林地域、菅野直とスキピオが率いる犬族の元に猫族も集まってきました。
そして十月機関からの緊急連絡、黒王の南進をスキピオに伝え、菅野には山口多聞からの手紙を渡します。
山口多聞が生きていることを知り、大笑いをする菅野。
そして大破した航空母艦「飛龍」には山口の姿が・・・。
＝＝ 感想 ＝＝
グ＝ビンネンとの和平交渉がまとまり、物陰から覗いていた二人は何者かとシャイロックが尋ねます。
こうして信長と与一がシャイロックの前に姿を表すのですが、他にもハンニバル・バルカや島津豊久、サンジェルミ自身というドリフターズが大勢いることをシャイロックは知ります。
もちろん、他にもドリフターズはいるのですが、ざっとあげただけでもこれだけいるわけですからね。
シャイロックが「オルテはずるい」と言いたくなるのも分かります。
グ＝ビンネン側には、山口多聞しかいませんからね。
で、何かの意志を感じないか？というシャイロックの問いには信長が答えました。
サンジェルミは紫のことを知っているので、ズバリな返答も出来るのかもしれませんが、ここは黙って信長に舞台を譲ります。
俺らが負けたらこの世の終わり、だから気張って俺らを助けろ、と言う信長ですが、この信長はふてぶてしいにもほどがあるって感じです（笑）
上げ膳据え膳でうまいもん食わせて小遣いもたっぷりよこせって言うんですから。
その返しとして、一緒に商売をしないか、と提案をもちかけるシャイロックは金持ちの中にはエルフ好きが多いからと言って・・・エルフ娘にかわいい制服を着せて劇場開いて歌って踊って、入れあげた若者たちが関連商品をバンバン買うという、で、エルフ握手会とか・・・って完全にAKB劇場ですよね、これって（笑）
もちろん、そんなシャイロックと信長のやりとりを聞いていたサンジェルミが「だめにきまってんだろ そんなの」とお約束のツッコミを入れるわけで。
こんな悪ふざけがこの漫画のよくあるパターン、っていうかこの漫画、シリアス部分よりもこういうおちゃらけ部分がかなりの割り合いでありますよね。
半分とは言いませんが、３割から４割くらいはギャグではないかと。
そして、菅野直が猫族を丸め込むところも完全にギャグ。
喉のところをさわさわしてゴロゴロさせてみたり、おもちゃで完全に操ったりとそれだけで猫族を従えてしまうわけですからね。
スキピオが、「うわー ねこだー ねこだなー」とつぶやくのも納得です。
ワイルドバンチの二人が、動物王国かな？とか、ニャンコニャンコニャー、なんて言いながら登場したりと和気あいあいな雰囲気なのですが、そこで黒王軍が南進をはじめるという知らせをスキピオに伝え、シリアスな感じに戻ります。
スキピオたちは北壁で黒王軍を目の当たりにしており、それ以上の軍勢規模だろうと予想することで、どうにも戦えない相手であることをスキピオは即時、断言します。
「あんな移動災厄」という表現を使っているのですが、「移動災厄」は造語というか基本的にはそんな言葉はないようですね。
もちろん、意味が通じるので問題無いのですが。
黒王軍というとんでもない災厄が移動してくる、ホント洒落にならないですよね。
そして南のオルテ本国はドリフターズが乗っ取り、ドリフターズがそこに集まりつつあるので、事が起きたらそこに、とスキピオに伝え、ドリフターズの集合がそう遠くないことを感じさせます。
さらに菅野も加わり、預かってきたという手紙を受け取り、珍しく？菅野がシリアスモードに入ります。
手紙の主は・・・山口多聞！
この名前を見て、シリアス顔になりますが・・・読み終わると「生きとったんかワリャ 『人殺し多聞丸』めー」と大笑いします。
山口多聞と菅野直が出逢うのも、もう間もなくでしょうね。
多聞の航空母艦「飛龍」や菅野の零戦？が活躍するのも早く見たいですね！！