ドリフターズ 第27話 感想&ネタバレ
共に源平の戦を戦った源義経がこの世界に飛ばされていることを知った与一。
そして同じドリフターズである菅野と出会ったスキピオ。
せーめーこと安倍晴明は、この世界を変えすぎるかもしれないと信長を危険視します。
では、ドリフターズ 第27話 GUARDIAN ANGEL ネタバレと感想、いってみましょう!
== 第27話 感想&ネタバレ ==
せーめーが信長にこれからどうする?と尋ねます。
信長は、ドワーフを解放し、火薬を量産、兵を集め火器を作りオルテ帝国を地上から消して、豊久を統領とした新しい国家を成すと答えます。
オルテよりマシ、廃棄物に滅ぼされるよりマシだと明言します。
自分ではなく豊久を統領にするのは彼がその器だから、自分は補佐に回るのだとも。
一方、豊久はハンニバルの様子を伺い目は死んではいない、と彼の偉大さの片鱗を感じ取ります。
そして夜、豊久はドワーフを解放しにいくとエルフたちに告げます。
この世の始まりからずっと続いているエルフとドワーフの確執から、エルフたちは反対しますが、豊久は「嫌なもんは来んで良か」、だが俺は行く、と宣言するのでした。
== 感想 ==
せーめーにこれからどうする?と聞かれた信長。
ハッキリとこれから目指すところを包み隠さず話しましたね。
オルミーヌというせーめーの弟子がいる以上、何か隠しても無駄だろうし同じドリフターズ、少なくとも現時点では敵でもないのでそれが得策と思ったのでしょう。
十月機関は硫黄も届けてくれましたしね。
それにしても、自分が王の器ではない、豊久のほうが王に適していると判断するところなんかはカッコイイですね!
もう一度やり直して今度こそ自分がちゃんと王を務める、という考え方をしてもおかしくないですが、そうしないなんて。
新たに国を起こしても、やがて軍閥による争いが生まれると心配するせーめーですが、今のエルフやドワーフを蹂躙するオルテ帝国よりマシ、廃棄物に滅ぼされるよりはマシだと、信長は論じます。
今のままだとオルテ帝国はろくなことしないでしょうし、北壁の戦いのように黒王に攻められて落とされて終わりというのが火を見るより明らかですからね。
廃棄物に勝つにはこれしかない、という信長の読みは正しいと思います。
黒王側は軍としての形が出来上がっていますしね。
豊久はハンニバルのことを「じじどん」と呼び、まずはお近づきになりましたw
呆けているハンニバルのことが気になって来たのでしょうね、優しいなぁ。
ですが優しいのか何なのか、刀を振り上げじじどんに斬りかかるふりをします。
年寄りビビらせて心臓とまったらどないすんねん!(笑)
ですが、ハンニバルは持っていた木の枝を豊久の顔の前にビシっと突き出し彼の突進を制止します。
この時のハンニバルの目、まさに戦う男の目です!
これを見て、豊久もひと安心、駆けつけたオルミーヌにじじどんの世話をせい、と託します。
呆けているため、もしかしたらみんなに置き去りにされるかもしれないじじどんを気にかけた豊久、彼のこういった気遣いができるところが王の器の片鱗なのでしょうね。
現実社会でも、ちょっとした気遣いが出来ない人は上に立つ器ではないですしね。
そして信長の考えにそって、次はドワーフを解放しにいくぜ!、と張り切る豊久。
なんでまた夜に動き出しますかね(笑)
それも信長の作戦!?
エルフたちはドワーフとの確執を豊久に語り、オルテに諸国が滅ぼされた時もドワーフはエルフを助けようとはしなかった、と遺恨を語ります。
が、豊久がそんなこと気にするわけないですよね。
それはそれ、俺は俺、みたいな(笑)
共に戦うエルフは現れるのでしょうか。
豊久に助けてもらった恩義を感じ、シャラと弟たち3人がついていくってのはありそうですけどね。
もちろん、もっと大勢がついてきてくれれば戦力としては頼もしい限りです。
どうかなぁ、エルフたち、ついてきてくれますかね??
ドワーフとエルフ、共に想像上のものなので仲が悪いのは設定でしょ、って感じで特に疑問にも思っていなかったのですが、何となく調べてみました。
・ドワーフは他種族や動物、植物に対して基本的には友好的ではない
・山を切り開くため、自然を破壊するため、森に住むエルフと仲違いしている
・その昔、宝をめぐって争ったことがあり、それ以来、仲が悪い
なんて話が出てきました。
そうそう、『白雪姫と七人の小人』に出てくる小人たちはドワーフとも言われています。
ゲームなどのファンタジー世界の荒々しいドワーフとは、かなりイメージが違いますよね。
ドリフターズでは、どんな風に描かれるのでしょうか、これもまた楽しみの1つですね。