今回は久しぶりの掲載ということもあってか、ページ数おおかったですw
2024年1月末発売のヤングキングアワーズにドリフターズ、無事に掲載されましたよ~
今回は登場人物も多いです!
前回のあらすじはこちら ⇨ ドリフターズ(漫画) ネタバレあり 最新 第87話 感想 【伏線回収 あの石碑の正体が明かされる!!】
今回の注目すべきは、ミルズ、サンジェルミ、きいちごじいちゃん、の3人かな。
もちろん、信長もいつも通り目立ってます!
では、ドリフターズ 第88話 Shame ネタバレと感想、いってみましょう!
== 第88話 あらすじ(ネタバレあり) ==
廃城の変わり様を見て驚く信長たち。
石碑の伏線も半分ほど回収されましたが、今回はミルズがここまで何をやってきたか、から語られます。
どうやら、黒王軍との闘いに向かう前、信長からミルズには「各地のオルテに残った物資を片っ端から廃城に集めておけ」という指示が出ていたようです。
オルテを空にするつもりで動いたミルズは、更に工夫もしていた模様。
廃城に流れてくる流民達を元の職、年齢、家族ごとに分類して物資、人員、食料を持たせて各地に分散させたとのこと。
そうすることで各地で簡易な集落を作り、そこを物資の中継地とし「人でも作れる物」を作らせているようです。
具体的には、「人の鍛冶でも作れる銃の一部品を造る」「硝石土の収集」などを任せている様子。
ドワーフには、工房都市を放棄させ廃城に資材を集中、「ドワーフにしか作れない銃身や組み立て」を廃城で行わせています。
エルフも同様に、廃城にて「エルフにしかまかせられない火薬の製造」を担ってもらっています。
中継集落間を物資を往還させて最後には廃城で銃が完成する、という流れをミルズが作り上げたようです。
あまりの手際の良さに言葉も出ない信長&与一にエルフの若者が声をかけます。
「あの人ヤバいです 最初はバカにしてたんです ドーテー人間だっつって でも段々と皆が見る目が変わってきて・・・」
「あの人メシを食う時と寝る時とクソの時以外ずーっと仕事してる」
「まあ最初はやんないと殺されちゃうってのもあったんでしょうけど 夜中に仕事してるあの人の顔・・・」
と、相当ヤバいようです・・・。
その、ヤバいミルズはこちら!
エルフの女らは、最初はオルテの人間だからという理由で嫌い、徐々に好意に変わり、今では尊敬を通り越して畏怖というか近寄りがたいというか・・・という状態(笑)
元は官僚帝国オルテの政務官・ミルズ。
オルテの戦争があのまま続いていても、相当なところまでいっただろうとミルズを称賛する信長。
「おいミルズ もう俺はお前を童貞などと二度と呼ばん」
「お前をショウカと呼ぶ 汝は我が蕭何である」
蕭何(ショウカ)とは!?
どうやら、中国・秦の時代から前漢にかけて活躍した優れた政治家のことのようですね。
「その仕事ぶりは真面目で能率がよく、評価されていた」ということから信長が引用したのかもしれませんね。
「帰ってきたようね」と登場したのは・・・サンジェルミ!
久しぶりの登場すぎて、名前、出てこなかったのは内緒ですw
「おう 負けたぞ」と切り返す信長。
「で 豊ちゃんもいない、と」、「おう」
と豊久がいないことも聞いたサンジェルミは「で まあアタシもそろそろ おいとましようと思ってね」と告げます。
おいとま・・・その意味を察したかのように鋭い眼光を浴びせる信長。
領地に戻るのではなく、この国から、いやもっと遠く海の向こうや別の大陸に行くというサンジェルミ。
「逃げるのか」
信長の問いに「そう!そうよ! 尻に帆かけて逃げるのよ」と、逃げることを微塵も否定しないサンジェルミ。
国の滅亡なんて何度も見てきた。
国境はただの線、民衆はただの数、興亡はただの明滅。
なるほど、サンジェルミのこれらの言葉、たしかにと納得です。
「私はねぇ 壊れかけたモノが好きなの 壊れたモノに興味ないわ」と、ドリフターズ側は既に敗北確定と言わんばかりのセリフを放つサンジェルミですが・・・
「なんだ そこが醍醐味なのにぃ」とつまらなそうな顔をする信長。
こればっかりは味わったもんしか判らんだろうが、自分の人生かけて堂々と築き上げてきたもんが、目の前でガラガラドンと崩れ去るその時・・・
これがなあ、もちろん怒りとか悔恨とかいろいろあるんだが、俺はなぁ
俺ぁ 笑ってたんだ
燃える寺んなかで 水色桔梗見て笑ってたんだよ
燃え盛る本能寺、その中で明智光秀の紋・水色桔梗を見て笑っていたと語る信長!
アレはたまんねー、一緒にキメようぜ、と冗談交じり?に心中しようぜ、とサンジェルミを誘う信長(笑)
間原での戦いには負けて、俺たちは壊れかけだが、壊れてはいないし負ける気などサラサラない、滅ぶ気も当然ない!、と自信に満ちた顔を見せる信長。
「どういう事? まあでも 嫌いじゃないわよ このフンイキ 厄介なクソヒモ男にひっつかまった感じは」
サンジェルミ、もうちょっと協力してくれそうです。
そして、場面は変わり義経&きいちごじいちゃんハンニバル。
流人が増えてきて、黒王軍が進めば進むほどまだまだ増えるぞと語るじいちゃん。
「ありがたいことじゃ ありがたいことじゃ」
じいちゃん的には、流人が増える=戦力が増える、と思っているように見えますね。
だが食わせていくには根拠地がほしいとぼやく義経に対し、「このおじいちゃんにまかせておきなさい」と自信満々のじいちゃん。
「わかっちゃった 義経わかっちゃった じじい おぬしも悪よのう」
「さすがじゃ 若大将」
察した義経、その施策とは・・・
ハンニバル「間原の戦いで寝返って、領地を安堵された裏切り者のクソバカ公子がおったよなあ」
なるほど、そういうことですか。
じじ若コンビ、この二人っきりの最凶軍の今後の動きも目が離せません!
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感想
久しぶりの掲載&久しぶりのボリュームで、ちょっと更新大変でしたw
前回、伏線が回収されそうになった石碑ですが、豊久がまだ見ていないので半分は未回収のまま、まぁ当然といえば当然ですね。
今回は文官・ミルズが頑張っていたんだぞ、ってところから始まりました。
反撃体制を整えているところにサンジェルミの逃亡宣言。
おいおい、雷管を何とかするのはお前の役目だろ、と思っていますがまだまだ物語の終盤にならないと雷管は登場しないのでしょうね。
雷管できて、ガトリングガンなど近代兵器が存分に使えるようになったら、戦局決まっちゃいそうですしね。
まぁ、決まったかのように見えて、それを覆す何かがあってまだまだ戦が長引いて・・・となるのも一興なのですが。
義経とハンニバルは、粛々と助攻となる軍の構築にいそしんでいる様子。
裏切ったクソバカ公子を話術なのか実力行使か、いずれにせよ取り込んで、改めて黒王軍への刃とするか、使い物にならなければバックオフィス的にこき使ってやろうという算段なのでしょう。
源義経、土方歳三の2名が離脱した黒王軍の様子も気になりますね。
そして、安倍晴明とおっぱ・・・じゃなかった、オルミーヌは何しているのかな?と。
次の掲載は・・・5月末くらいですかねぇ~、早くて(笑)
予想より早く次話が読めることを期待して、ではまた~
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彼が蕭何なら義経とハンニバルは韓信かな?