ドリフターズ 第37話 感想&ネタバレ
まずは前回のあらすじ。
売国奴を名乗るサンジェルミが豊久たちにクーデターの手引きをすると提案し、それに乗ることにしたドリフターズたち。
そしてドリフターズやエルフ、ドワーフらをオルテ帝都に潜入させることに成功したサンジェルミは、会議の場で「オルテ店じまいのお知らせ」をするのでした。
というのが前回の36話でした。
では、ドリフターズ 第37話 スマイルレススマイル ネタバレと感想、いってみましょう!
== 第37話 感想&ネタバレ ==
オルテをドリフターズに戻してもらうことに「賛成の人ー」とサンジェルミが尋ねると、大勢の賛成の中、賛成だが全ての権力を黒王へ、と反対する人物が現れます。
反対した人物は、ラスプーチンに操られており、ラスプーチンとサンジェルミの間に火花が走り、共に「お前の思い通りになると思ったら大間違いだ」と相手に告げます。
豊久たちが到着、黒王軍の兵も登場しますが豊久があっという間に首だけにし、さらに操られていた男をも打ちのめします。
冷や汗をかいたラスプーチンに「冷や汗一滴かいたら負けよ」と詰め寄る信長は、「笑えよ」、「どうした謀士気取り 笑いがひきつってっぞ」と煽り、さらに「笑えよホラ こうすんだよ」と迫ります。
悔しくて何も言えないラスプーチンは、黙って自身の分身を消すのでした。
== 感想 ==
ということで、オルテ店じまいの演説を行うサンジェルミ。
ここ、めっちゃ面白いです。
オルテはドリフターズがこしらえた物、それを半世紀も貸してたけどもう無理、返してもらいます。
まるでおもちゃか何か貸してたものを返してもらうかのような言い草w
さらに、本日でオルテ実験帝国はおしまい、閉店店じまいとなりました、とも言うのですが、「実験帝国」とは面白い表現ですよね。
サンジェルミたちは、何をどう実験していたのでしょうか?、そこが気になります。
廃棄物に対抗する国作りだったのでしょうか、それともこの世界をどうにかしようということだったのでしょうか?
そして、豊久を新しいトップとしていくというのですが、「皆様 長らく御愛顧御利用 ありがとう さようなら」とまぁ、なんと今っぽいというか何というか・・・(笑)
サンジェルミ、ほんっといいキャラですよね。
でもって、ちゃんと裏工作というか下準備をしていたので、サンジェルミの案に賛成の人は?、と聞くと賛成、と手を挙げる人が出てくるのですが、ここで予想外の出来事が起きるのです!
廃棄物・ラスプーチンに操られた男が「全ての権力を黒王へ」と反論します。
ラスプーチンはどうやら遠くから自分の念体?、スタンド?、を出すことができ、それで人を操ることができるようです。
その念体を見て、サンジェルミが「ラスプーチン!エンズになったか!」と叫びますがラスプーチンは嫌味を返すんですよ、「考える事は似たような事だったかな あいかわらずバカみたいな格好して」と。
なんかこの二人、以前からの知り合いのようですね。
史実では、二人が生きた時代はまったく重ならないはずなのですが、何故に知り合いなんでしょうね。
この世界に飛ばされてからの知り合いなのでしょうか??
っていうか、サンジェルミの格好はいつの時代の誰から見てもバカみたいな格好なんですかね?、あいかわらずバカみたいな格好って・・・(笑)
で、兵を送り込んで嫌がらせ的に街に火を放ったラスプーチンですが、兵は豊久がバッサリと首だけにします。
さすが首にこだわる薩摩武士。
そんな豊久を田舎者とでも言わんばかりに小馬鹿にしたラスプーチンでしたが、豊久が続けざまに操っていた男を叩きのめしたものだから言葉を失くします。
信長がそんなラスプーチンの心理を見抜きつつ、豊久の「空気を読まない」というセンス、教育されて身についたであろうものに大きな武器だが大きな弱点でもある、と心配します。
信長って、ちゃんと仲間の心配をするいいオヤジになってますよね、この漫画では。
そして抜群の観察眼で冷や汗をかいたラスプーチンに迫り、煽り、嫌味ったらしく礼を言い、笑え!と強要します。
もちろん、笑えないラスプーチンは負け犬の遠吠えすら残さずドロンと消えるのでした(笑)
これ、ほんとラスプーチンの立場だったら、穴があったら入りたい気持ちでしょうね~。
穴がないからドロンするしかなかったのでしょうけどね(笑)