ドリフターズ 第30話 感想&ネタバレ
火薬の威力、効果をこれでもかと利用し鉱山に攻め込む信長たち。
豊久たちは、重装備兵をいとも簡単に倒しさらに前進します。
オルミーヌの石壁、敵の動きを封じるために活躍しましたが今回も違う一面を見せて活躍します!
では、ドリフターズ 第30話 存在証明 ネタバレと感想、いってみましょう!
== 第30話 感想&ネタバレ ==
重装備兵が壊滅し門を閉じるオルテの城。
門を閉められて厄介だな、とつぶやく信長にハンニバルがさり気なくアドバイスをします。
そのアドバイスをオルミーヌに伝えると、与一は石壁の札を付けた矢を城壁に放ちます。
そこに石壁が現れると・・・なんと階段が出来上がったのでした!
すごいよ!信さん!、と興奮するエルフですが信長は遠くにいるオルミーヌと会話が出来る石の玉に驚いています。
漂流者とは技術の渡来者であると同時に思考の差異者であることを認識します。
では廃棄物とは一体何なんだ、自分たちは何故この世界にいて何をさせられようとしているのか、という疑問も浮かびます。
そして、石壁の階段を駆け上がり、豊久たちがついに城内に侵入します!
== 感想 ==
とっておきの部隊、重装備兵がやられたことで敵も城門を閉めるという手に出てきました。
そりゃあこれ以上やられないようにするには当然の策。
今回のドワーフ解放作戦は敵の城に飛び込む作戦故に、どのような地形なのか、どんな装備や施設があるかは分からないままでしたからね、こうなるとちょっと厄介ですよね。
何事もそうですが、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」とは良く言ったものです。
今回は、敵のことはあまり知らないがこちらの戦力はバッチリ把握している、という状態ですからね。
多少の想定外のことがあっても対応できるぜベイベーって感じなのでしょう(笑)
そんな城門を閉じられるという事態に対して、ボケ老人のハンニバルがさらりと信長に助言をします。
石壁をこんな風に使えば階段できるんじゃね?、みたいな所作で。
こういうことがあると「コイツ、できる!」と見る目が変わりますよね。
ただのボケ老人だと思っていた信長の見る目が変わります。
なるほど、こんな感じで信長とハンニバルの役割分担みたいなものが出来ていくのですね。
名参謀信長に、ここぞという時にアドバイスをする隠れた参謀。
決して前面に出ず、チームにぶら下がっているように見えて実は信長にしか分からない重要人物。
歳をとったらこういう存在でありたいと思いますねぇ~。
年寄りは若者をもり立てるべき、あまり前に出すぎないことですよ(笑)
それにしても信長というのは本当に思慮が深いというか洞察力がスゴいというか・・・。
エルフやオルミーヌたちが普通に思っている通話ができる石の玉を素直にスゴいものと感じ、それの可能性に気づきます。
これがあれば、遠方の軍と意思の疎通が容易にできて相互連携が可能になる、ということですからね。
そこからさらに、石壁の使い方が人により違うことなどから、この世界の人間と自分たちドリフターズは「思考の差異」があること、つまり「考え方が異なる」ということに気づきます。
オルミーヌも「死生観の違い」を感じていましたが、それもひとことで言うと「思考の差異がある」ということですからね。
『思考の差異』、なんか良い響きです♪
考え方が違うからこそ、様々なものが生まれてくる。
このドリフターズの世界で、きっと色々なものが生まれてくるのでしょうね。
そして信長はエンズ(廃棄物)は一体何なのか?、という疑問にぶち当たります。
本当にただこの世界で破壊と殺戮を繰り返すためだけの存在なのか。
ただ彼らに対抗するためだけに呼ばれたのでしょうか??
今更ながら、この世界に呼ばれた本当の意味や、呼んだヤツ(紫)はドリフターズに何をさせようとしているのか、そこが気になった信長でした。
それらも少しずつ明かされていくのでしょうね。
この漫画の世界観というか設定というかw、そのあたりも少しずつ知りたいですよね。