ドリフターズ 第51話 感想&ネタバレ
「ドリフターズ」もめでたく連載50回を迎えました!
ページ数の増減が激しかったり、休載することもチラホラあるようですが楽しい漫画ですよね。
さて、その50話は豊久がドワーフに刀の修復を何とかやってもらうように仕向けることに成功し、信長はオルテの残存勢力をどうにかするために知略を炸裂させます!
では、ドリフターズ 第51話 ニセモノフーリガン ネタバレと感想、いってみましょう!
== 第51話 あらすじ(ネタバレあり) ==
国父位の復活の知らせが第三軍と第四軍の将軍の元に送られます。
先に知らせを聞いた第三軍の将軍は第四軍の将軍を亡き者にすることに成功し、帝都への道のりを急ぎます。
その道のりの途中に隠れていた与一が将軍を見事に射止め、オルテ第四軍に扮したエルフたちが現れ残った第三軍を退却させます。
この第三軍と第四軍を西方所属へのいけにえにし、西方諸族も弱らせたところで和平交渉を持ちかけて、軍兵を手に入れるという策略。
そんな信長にサンジェルミが今更ながら驚きます。
「手紙二枚で二個軍団潰すなんて 化物か この男」
== 感想 ==
信長のえげつない知略、第一段階が成功しましたー!!
第三軍と第四軍にエサをちらつかせて、飛びついてきたところを見事にズドン!
エサをちらつかせるというのは、何事においても重要なんだな、と今更ながら感心させられますね~。
どちらの将軍も一応、名前は出てきたもののあっという間に物語から退場・・・。
基本的にこの漫画、既存勢力のオルテはやられ役、ドリフターズからすると自分たちの存在感を示し民衆を味方につけるための脇役といったところでしょうか。
そして廃棄物からすると、黒王軍の圧倒的な戦力を見せつけるためのかませ犬、って感じですかね。
もう少ししたら、オルテ、なんてセリフ自体が出てこなくなりそうな気がします。
それにしても、やっと?活躍の場面がありましたね、与一。
もう少し、与一の弓の腕がスゴいんだ!ということを示して欲しいところですが、残念ながらこの漫画は豊久と信長がメインで与一はその次、って感じですよね。
3人も引き立てるってのは、やはり漫画としては難しいことなのかもしれませんね。
3人が引き立つ漫画・・・何かありますかね。
あ、恋愛系の漫画なんかは大丈夫かもしれません。
ヒロインを奪い合う男二人、みたいなの。
あと、『スラムダンク』なんかも、湘北高校バスケ部キャプテン・赤木の魂のストーリーと桜木花道の素人が大活躍していくストーリー、そして孤高の天才・流川楓の高いレベルでのチャレンジングストーリー、といったものが見事に彼らを主人公と言わしめるだけのものを持っていると思います。
さて、思惑通りに事を進める信長の次なる作戦は、両軍が潰し合う格好が整ったオルテ第三軍と第四軍の2つの軍と、それらと戦っていた西方諸族、これらをまとめて弱らせて自分たちのものにする作戦です。
ここ、信長はスゴくしっかり考えていますよね。
第三軍と第四軍がめっちゃ潰し合いをし弱り切ったところに西方諸族が攻め込んでしまえば、西方諸族は完勝し、信長たちのところにも攻め込んでこないとも限りません。
なので、第三軍と第四軍の戦力がまだそれなりにあるうちに西方諸族と戦うように仕向けて、エサと共に講和または休戦を申し出れば、うまくいくだろうということですね。
それをサンジェルミに託す信長。
サンジェルミは上手いことやれるのでしょうかね?(笑)
信長はサンジェルミなら出来る、と思っているようですが・・・。
あちこちに嘘とハッタリをかましまくって、謀略を進めようとする信長に協力するサンジェルミ。
史実では、錬金術とか怪しい?方面で大活躍していたわけですから、きっと口八丁手八丁で上手いことやるんでしょう!
手紙二枚で二個軍団をぶっ潰す実力を見せつけた信長の作戦ですからね、ちゃんと実行すれば、きっと良い方向にいきますよ。
遠目で見ているサンジェルミの舎弟たちが、「ダメ人間のヒモがバクチの金の無心してる感じ」とか言って盛り上がっていますが・・・うーん、そういうこと、したこともされたこともないので分かりませんが、こういう感じなのかもしれないですね。
一生懸命おだてて、何とか自分のお願いを聞いてもらう的な(笑)
がんばれサンジェルミ、大活躍の舞台は目の前だっ!