ドリフターズを語る上で、舞台となっている世界が異世界であることは欠かせません。
紫とEASYがドリフターズワールドとも言える異世界を作っているわけですが・・・。
その異世界というのも、厳密には2つ、あると思われますが気づいていましたか?
1つは、ドリフターズや廃棄物がいるファンタジーワールドとも言える異世界。
ここでは文明も大して進んでおらず、合戦となると武器は剣や弓、銃や鉄砲などはドリフターズが持ち込んでいなければこの世界には存在しないという文化レベルです。
今回のこの世界について想像を膨らませてみようと思います。
ドリフターズ 考察:紫とEASYのいる世界とは?
紫の初登場は第1話。
豊久が関ヶ原の戦いで瀕死の身体を引きずって森の中をさまよっていると、ふと異世界に足を踏み入れてしまいます。
足を踏み入れたというより、紫にそうなるように仕向けられたというのが正しいのですけどね。
そこは私たちが生きる現代にも似た、近代的な世界。
廊下の両脇には数多の扉があり、どの扉もデザインはバラバラ、それぞれどこにどう繋がっているのだろう?、という感じです。
数多の扉について
このたくさんの扉ですが、その中の1つの扉に吸い込まれるような感じで異世界に送り込まれるのですが、みな、同じ扉をくぐって送り込まれているのでしょうか?
豊久以外、扉をくぐる様子が描かれていないので、このあたりは今後、注意して見ていきたいですね。
くぐる扉が違えば、送り込まれた先の日時や場所が違うのかな、と思いますが扉は豊久が自分で開けていたわけではないので、やはり紫が意思を持ってある扉を開けてそこから異世界に行くように仕掛けられていたと思われます。
紫はデスクに構えたまま扉が開いて豊久が吸い込まれるように・・・という感じだったので、自動ドアと思われます(笑)
これらの扉って紫の前から異世界に行くだけの一方通行な扉でしょうかね?
通路の両側に扉があるという長大な廊下に紫がいた場面と豊久の様子を見ると、紫のいる異世界に着いた瞬間、目の前は扉ではなく紫、という感じでしたからね。
知らない間に異世界への扉をくぐらされて目の前に紫、そこからどれかの扉を強制的にくぐらされてファンタジーの異世界に、という流れのようです。
これとはちょっと違うのがEASYが廃棄物を呼び寄せる時の様子。
ジャンヌが火刑にあっている時に空間に扉が現れ、中からEASYが登場、異世界へ招待するという様子が描かれていました。
EASYも紫のようにデスクがあって両脇は扉だらけという廊下にいるのでしょうか?
紫がドリフターズを召喚する流れとEASYが廃棄物を召喚する流れが異なるのは、何か意味があるのかもしれませんね。
紫とEASYが扱うモノについて
紫とEASYが出てくる場面では、いくつかの特徴的なモノが出てきます。
紫が異世界の様子を知る「記事が湧いて出てくる新聞のようなもの」は、異世界で何か起きるとその様子が勝手に描かれるというトンデモ技術な新聞です。
本当に新聞っぽい形状をしているところがミソ。
現代でも、ありそうで無さそうなモノの1つといえますね。
一方、EASYはタブレットのような機器やパソコンを使っている場面が何度も描かれています。
他にも小物で言うと、紫はタバコを吸っていますし、筆記用具は万年筆、腕には腕時計をしています。
眼鏡はレンズをはめ込んで瞳が見えないモノのように見えますね。
デスクの上には書類が散乱していますが、湯沸かしポット、「昼休み中です」という営業時間を知らせる札、順番待ちのための発券機なども置いてあります。
紫がサインらしきものを書いた書類には、豊久の名前などが書かれていると同時に、用紙の下の方には「NEXT」と次に紫の前に立つ人間の情報も書かれています。
ということは、紫は自分で誰を呼び寄せるのか選んでいるのではなく、誰かが決めた人間を異世界に送り込む手続きをやっているだけ、という風にも考えられます。
そうすると、EASYが紫に向かって「民生屋」、つまり事務員的なことを口走っていたことも合点がいきます。
紫には指示を出す上司のような存在がいる可能性が高まります。
一方、EASYは首からセキュリティカードのようなものをぶら下げていたり、ぬいぐるみを持っていたりと、こちらも現代社会っぽいモノが溢れています。
ちょっと話がそれましたが、紫やEASYが使っているモノはこれだけではありません。
先程も書いた、異世界の人間を召喚する「どこでもドア」みたいな扉もそうですし、モノとして姿形が描かれてはいませんが、EASYが紫のいるところに現れる時の仕組みも何か道具の力なのか、それともEASY自身の力かは分かりませんが、とんでもないテクノロジーや能力を感じさせます。
スポンサーリンク考察:紫やEASYのいる世界とは? 結論
ということで、紫やEASYの世界は明らかに私たち現代社会よりも未来であると言えそうですが、意外とアナログなモノも少なくないので、ちょっと進んだ未来、といったところでしょうか。
そして異世界のほうでは50年も60年も前からドリフターズが存在していたようなので、異世界を舞台に何か大掛かりな実験をしているようにも思えます。
ドリフターズの世界は箱庭でした、みたいなオチも考えられます(笑)
紫の名前を知る安倍晴明とサンジェルミの存在が、この世界の謎を紐解くヒントになりそうですが、それらが明らかにされるのはまだまだ先のようですね。
ドリフターズが廃棄物を滅ぼした後、とかでしょうか。
いずれにせよ、紫とEASYのいる世界は過去の人物を召喚し異世界に送り込むことが出来るトンデモなテクノロジーの世界だということには間違いありませんね。