キャラクター紹介へようこそ。
ドリフターズの世界では、漂流者(ドリフターズ)や廃棄物(エンズ)以外にも異世界の住人など様々な人物が登場します。
今回はグ=ビンネン通商ギルド連合から「バンゼルマシン・シャイロック8世」を紹介します。
漫画の中のシャイロック
【 特技 】肩書は「シャイロック商会及びシャイロック銀行大番頭 グ=ビンネン連合水軍水師」
【 名場面 】和平交渉
【 その他 】
シャイロックという言葉が初めて出てきたのが第19話でしたが、ここではグリフォンに乗ったグ=ビンネンの兵が、シャイロック商会の者であることを明言しています。
この時はまだ、シャイロックという言葉が人の名前をあらわすものとは分かっていない状態です。
シャイロック、なんかカッコイイ名前ですね、厨二的には(笑)
グ=ビンネンとは7つの巨大ギルドが運営する海洋擬似国家、商人集合国家です。
商人主体の国家ということです。
国家を名乗っていることから、オルテとは戦争をしている間柄ですが、ドリフターズ・山口多聞の助言などもあり、グ=ビンネンはオルテとの戦いを優勢に進めていて国家としては安定しているようです。
第46話で、やっとシャイロックのお顔が登場。
肩書は「シャイロック商会及びシャイロック銀行大番頭 グ=ビンネン連合水軍水師」と相当デキる男のようです。
大番頭・・・朝ドラのあさちゃんを思い出すのは私だけではないはず(笑)
彼には、「放蕩 なれど出来息子」という二つ名があるとおり自由気ままな何ものにも縛られない雰囲気が、明るく人懐っこい表情から伝わってきます。
フルネームは「バンゼルマシン シャイロック8世」
スポンサーリンク山口多聞とのやりとり
山口多聞を持てなし、海上覇権を制するというグ=ビンネンの宿願がかなったのも、多聞が指導してくれた洋上機動艦隊のおかげと褒め称えますが多聞は「私が何がしなくても君らは海を奪ったよ」と謙遜します。
その多聞に、「君達はこれからどうするね オルテ本土に乗り込んで攻め込むかね」と質問され、オルテ領地を維持する力もないしうまみが無い以上、オルテとの和平を望んでいることを明かします。
オルテと和平をし、それでもオルテが他の国々と戦を続けるならどちらにも物資を売ってオルテをお客様として扱うだけと告げます。
さすが商人、ちょうど今、大河ドラマの「真田丸」で千利休がやっていることと同じですね。
味方にも敵にも物資を売りつけ自分の懐は肥やそうとするという。
多聞は「正しい 君達は正しい海洋国家 商業国だ」とシャイロックたちを褒め、船=飛龍に戻ろうとします。
グ=ビンネンのナンバー2、ブリガンテは飛龍を我々に引き渡して下さらぬか、と告げますが多聞は何も言わずに去っていきます。
シャイロックは最後まで軍帽を取らない多聞が、自分たちのことをまだ信じていないことを察し、飛龍の接収を急ぐブリガンテに待ったをかけます。
「多聞を怒らせたくない」と。
さすがですね~、シャイロック。
別世界の驚異の宝庫である飛龍の接収を急ぎたいブリガンテに対して、もし多聞を怒らせたら多聞が自分たちの脅威になることを危惧しているという用心深さ。
何が出てくるか分からない以上、慎重に行動するというシャイロックのこの決断が吉と出るか凶と出るか、今のところは少なくとも凶には出ていないという感じですね。
スポンサーリンクサンジェルミとの和平交渉
そしてこのグ=ビンネンとの和平のためにサンジェルミが乗り込んできますが、相手はブリガンテと思っていたらシャイロックが登場するという展開にサンジェルミは驚かされます。
「物事は単純に素早く そして単純に」と自分が話したほうが早いだろと言わんばかりにシャイロックが和平交渉の場に現れます。
そんなシャイロックの身を案じるサンジェルミは「まだ私達は戦争中なのよ!命知らずというかバカというか・・・」と漏らしますが「私に傷1つつけただけで全て終わる オルテ国民全員餓死するまでやる」と抜け目なく容赦のない一面を見せます。
それくらいの気合いというか気持ちがないと敵国との交渉の場になんて出てこないですよね。
ちなみにサンジェルミとシャイロックは顔見知りのよう。
「やあ久しぶりサンジェルミ」と挨拶を交わしていました。
そんなシャイロックに対して、サンジェルミは「相変わらず煮ても焼いても食えない 顔意外大っ嫌い 顔以外全然かわいくない!」と褒めてるんだか貶してるんだか(笑)
そしてサンジェルミの和平交渉が始まり、シャイロックは本当は和平をして商業に専念したいという気持ちをサンジェルミに見事に見透かされ、食料物資諸々の提供と金を貸せという要求も込みで和平交渉に応じます。
途中、サンジェルミが銃の話、火薬の話をしてヒートアップ!、シャイロックも「もういいサンジェルミ わかったもういい 忘れてた きみも漂流者だったね」とサンジェルミの勢いに押されつつ、サンジェルミがドリフターズであることを知っていることが明らかになります。
この二人、いったいどれくらいの付き合いなんでしょうね。
面識は元々あったみたいですし、今まではどんな関係で会っていたのでしょうか?
その辺りも気になりますね。
和平交渉後
和平交渉が一段落した後、物陰から覗いている信長と与一が出てきて、オルテにドリフターズが続々と流れ着くことに「何かの意志を感じないか」と世界の秘密に何らかを感じ取っている様子。
信長が、俺達が負けたらこの世の終わりだから上げ膳に据え膳で疲れ切ったこの国(オルテ)を全力で一刻も早く癒せ、と言うとシャイロックもタダ援助するのもつまらないので一緒に商売をしないか、とあるアイデアを披露します。
「エルフ娘たちがかわいい制服で劇場開いて歌って踊って入れあげた若者たちが関連商品をバンバン買うという、エルフ握手会とか超もうかりそう」って・・・(笑)
何のことだか分かるだけに、笑いが止まりません!
この後、単行本では2ページ追加されていて、「エルフが接待する酒場か アリだな」とか与一が「御指名ありがとうございまっす 源氏名は与一です 源氏だけに」とかサンジェルミの脳内妄想が盛り上がりまくり、シャイロックがサンジェルミの心配までする始末。
この部分、ほんっとうに面白いので是非、コミック5巻で楽しんでください。
シャイロック、せっかくイケメンで切れ者なので、黒王軍vsグ=ビンネン、が現実のものになったら、バンバン活躍して欲しいところですね。