ドリフターズ 第49話 感想&ネタバレ
48話では、十月機関が北壁の中へ潜入し、黒王軍の様子を偵察します。
文明化の早さに驚いていたところを義経に見つかってしまうのですが、北壁の更に奥では何が行われているのか・・・
それが語られるのが今回の49話になります。
では、ドリフターズ 第49話 リライト ネタバレと感想、いってみましょう!
== 第49話 あらすじ(ネタバレあり) ==
北壁の更に奥では、巨人の鎧などが作られていました。
人類と化物の全てを賭けた生存競争、黒王は救世主の玄人、と義経が話しているところに黒王が登場します。
「姿を現わせ 安倍晴明 いつまで弟子の影から見ているつもりだ」、と黒王が言うと、導士の背後から符術でせーめーが現れます。
人の可能性を信じるせーめー、対する黒王は人間は救いようのない狂った生命だとお互いの考えをぶつけます。
黒王が考える救世とは、人間を殺し滅びを加速させる漂流者を殺すこと。
ここではうまくやる、やらねばならぬ、と豪語する黒王でした。
== 感想 ==
なんとっ!
安倍晴明と黒王が対面!
せーめーって弟子がいるところだったら、どこにでも現れることが出来るのか??、ということが分かりました!
すげーよ、物理法則完全無視っ!
黒王の生命の増殖も同じですけどね。
しかし、壁の向こうでは巨人たち用の鎧などの装備を作っていたとは・・・。
まるでゴーレムのような屈強さが画から伝わってきます。
どーすんだ、こんな奴らが襲ってきたら。
さらにケンタウロスのような獣たちも、弓を持って戦闘訓練?をしているようです。
うわぁ、ケンタウロスの機動力に弓ですか。
与一&エルフの弓隊は互角に戦えるか心配になってきました。
ちなみに、義経もなかなか洒落たことを言います。
「言っちゃ何だけど僕ぁ強いぞ 平家の如くアッサリ滅んでくれるなや」
なんと、やっぱり平家はアッサリだったんですかね、義経にとっては。
しかも「七転八倒を楽しんでくれ」って、もう勝った気でいるんですね。
義経と戦うのは・・・やっぱり与一??
めっちゃ素早そうなので、与一の矢が命中するかどうか、怪しくなってきました・・・。
そんな義経の北壁案内ツアーも、義経のガイドがピークに差し掛かってきます。
「もはやコボルトだゴブリンだって話じゃない
これは人類と化物の全てを賭けた生存競争なんだ」
と、全面戦争になることを感じさせます。
個々の能力からすると・・・やっぱり黒王軍のほうが圧倒的に有利に感じるんですけど、どうでしょうか?
そして黒王が現れたと思ったら、せーめーも登場!
せーめーが出てきた時の弟子の安心そうな顔といったら(笑)
そりゃあいつ殺されても分からない状況で大師匠が来てくれたわけですからね、安心感、半端ないですよね。
出てきたせーめーは、「人を救わぬ救世主など救世主にあらず」と黒王を全否定します。
黒王も、人は賢さ故に色々なものを作り出し何百万、何千万と人を殺すだろう、漂流者も色々なものを持ち込み星を消滅させるのでは、とさえ言います。
「人間とは他を道連れにする無理心中の道路だ」と救いようのない生き物だと断じます。だから人を滅ぼすのだと。
うーん、過激な思想ですね、もちろん、気持ちは分からないでもないですが、絶滅まではしなくても、って思います。
せーめーは化物に文明を与えても同じこと、と黒王がやっていることは同じことではないかと反論します。
黒王がやろうとしていることは、絶滅の恐怖もなく星を汚さぬ安寧の揺り籠を作ろうということのようです。
無限永久に続く素晴らしき暗黒時代、それ故に彼の名前は黒王なのだ、とも言うのでした。
なるほど、暗黒時代を作り出し、その王ゆえに黒王ですか。
しかし、なんでそんな暗いイメージでいくんですかねぇ。
しかも着ているものは一言で言うならタダのボロ。
もうちょっとちゃんとした格好をすればいいのに(笑)
何にせよ、今回は黒王軍の手の内を色々と知ることが出来たので、せーめーたちに取っては大きな収穫だったと思われます。
あとはここからとっとと脱出して、信長たちに黒王軍がやっていることを伝えて作戦立ててやっつける!、ですね。
ちゃんと逃げられるのかどうかが怪しいですが、まぁ大丈夫でしょう。
せーめーが一瞬にして現れたくらいですから、またもや一瞬にして消えちゃうんでしょう。
ドロンって感じで(笑)