ドリフターズ 2巻 ネタバレあり あらすじ&感想
島津豊久と共に異世界で使命を理解した織田信長、那須与一。
ですが3人ともエンズとの戦いには興味がないと言いますが・・・
否応無しにこの時代に巻き込まれていく3人を中心に、他のドリフターズやエンズも登場してくる2巻。
いよいよ豊久たちの戦いが始まります!
2巻の表紙は第六天魔王・織田信長が飾っています。
< コミック2巻 >
信長、眼帯してるんですね~。
眼帯といえば伊達政宗というイメージがありますが、これはこれでありですね!
では、ドリフターズ 2巻 ネタバレありのあらすじと感想、いってみましょう!
== ドリフターズ 2巻 あらすじ(ネタバレあり) ==
十月機関・オクトの目的や活動を把握した信長たち。
一方、カルネアデスの北壁を襲撃し陥落させた黒王軍。
傷に触れたただけで治してしまうという黒王の能力により、負傷した兵たちは復活していきます。
ドリフターズを草の根をわけても探し出して殺せという黒王に対して、豊久たちはエルフの村でオルテ帝国の兵を迎え討ちます。
信長の策と豊久の武、与一の弓で敵を殲滅した後、オルテ帝国の城館にも攻めこみエルフたちの解放に成功します。
そんなオルテ帝国の惨状を見て、見切りをつけようとするサン・ジェルミ伯。
豊久と与一はエルフに刀法や弓を教えますがエルフには弓が向いている様子。
信長は火薬の調達と鉄砲の製造に向けて行動を開始します。
そんな彼らのもとに黒王軍のジャンヌ・ダルクとジルドレが、軍を引き連れてエルフ共々、抹殺しようと攻め込んできます。
== 感想 ==
2巻の見せ場は、なんといっても『ドリフターズ&エルフ』vs『オルテ帝国』の第2ラウンドでしょう。
エルフの村に攻めてきたアラムたちとの一戦を第1ラウンドとすれば、今回の再度、攻めてきたオルテ兵たちとの戦いが第2ラウンドと言えます。
第1ラウンドのような力押しではなく、信長の策略や豊久の駆け引きが際立っています。
オルテ兵を完璧に殲滅した後、オルテ兵を送り込んできた城館にも攻めこみ、捕らわれたエルフたちを助けます。
一族を完全に根絶やしにしようとしたオルテ兵たちを、武器を捨て投降したことで命までは取らないとした豊久でしたが、エルフたちの惨状を見て考えを改めます。
元々の考えが甘いといえばそうかもしれませんが、豊久の武人としての生き方、考え方にも共感できるところは多々あります。
自分たち仲間の命を奪い滅ぼそうとしてきた相手が、命乞いをしてきたので許す。
簡単には出来ないことでしょうし、許したとしてもまた時が経つと同じことを繰り返されるかもしれない・・・。
難しい判断ですよね。
今の時代、こういった究極の選択を迫られるような場面にはそうそう遭遇しないと思いますが、もし自分が同じような立場になった時にどう行動できるのか、その時になってみないと分からない、というのが正直なところです。
信長は常に先を見通して行動をしているようで、今は火薬と銃の調達を目指していますね。
オルテ兵たちは銃を持っていなかったため、銃があれば圧倒的に有利になるということを知っているからでしょう。
火薬ができるまで2年はかかるようなことをボヤいていましたが、それもこれからの戦いにおいて必要な準備ということで取り組んでいるのでしょうね。
そんな信長を見て、「自分は数年後に向けて何か準備をしているだろうか?」とふと考えてしまいました。
今が楽しければそれでいい、という人は自分だけではなく大勢いると思いますが、あなたはどうですか?(笑)
そしてついにエンズ(廃棄物)側がドリフターズに攻めてきましたね。
西洋人vs東洋人とか、近代の人vs古の人、など様々な歴史if的な戦いが見られるのがこの漫画の醍醐味。
どう面白くしてくれるのか、今後のストーリーが楽しみです!!