ドリフターズ 第12話 感想&ネタバレ
大師匠とハンニバルらドリフターズは黒王が攻めてきたカルネアデスの北壁から脱出することに成功します。
そして戦場に現れた戦闘機は、黒王軍の竜を撃墜しドリフターズ側の人間であることが分かります。
一方、豊久たちを見張っていたオクト(十月機関)のオルミーヌは、豊久たちにその存在がバレて真実を伝えますが、廃棄物たちと戦うことを拒否します。
まとまらないドリフターズ、彼らは、そしてこの異世界はどうなってしますのでしょうか!?
では、ドリフターズ 第12話 アクティブハート ネタバレと感想、いってみましょう!
== 第12話 感想&ネタバレ ==
オルミーヌが豊久たちに漂流者と廃棄物または廃棄者の違いを説明します。
どこかの世界から飛ばされてきた人々を「漂流者(ドリフターズ)」と呼んでいること。
同様に飛ばされてきた、人ならざる悪しき者を「廃棄物」または「廃棄者」と呼んでいること。
そしてオクト(十月機関)の目的が廃棄物に対抗するためにドリフターズを集結させることも伝えます。
信長は見立て違いと言い、「この天下の第六天魔王 我こそは絶対悪」と断言しますが、オルミーヌに否定されます。
廃棄物には冗談は通じない、ただひたすらにこの世を憎んで憎んで憎みきっている、全てを滅ぼさないと気がすまないのが廃棄物で、こちらの世界に来てやることは一つ、破壊と殺戮のみ、だと。
このままではこの世界を壊されてしまう、だから豊久たちドリフターズの力を貸して頂きたいのだと告げます。
信長がオルミーヌたちの兵力を尋ねますが、オクトはドリフターズを集めることが目的の結社で、各国の王や領主に呼びかけて軍を出してもらい、それをドリフターズが指揮するという方法をとっているのだそう。
だが、領主は軍権を絶対に手放さない、そういうもんだと話す信長に感心させられる豊久。
じゃあどうすれば、ドリフターズでなければ彼らに勝てません!、と大声を張り上げるオルミーヌ。
信長が答えます。
「 んなモンは簡単なことよ ドリフターズが国を奪れば良いのだ 」
そして、豊久を頭目に国盗りを始めると宣言する信長。
常軌を逸したとんでもない考えと受け止めつつも、それに魅かれるというオルミーヌでした・・・。
一方、黒王はラスプーチンという男から損害状況を報告してもらい、傷を負ったものを集めその傷を瞬時に治癒してしまいます。
なんと黒王は傷を触れただけで治すことが出来る能力を持っているのです!
北壁が墜ちたことを処方に伝え、黒王軍に参ずるものを増やそうとする黒王。
そして逃げたドリフターズを追い、集結させてはならないと言う。
自分たちの敵となるものはドリフターズ以外に存在しないのだと。
黒王 「 草の根をわけても探し見つけ追い 殺せ 」
その頃、エルフの村では・・・。
領主から送られた武官・アラムを殺し麦畑も焼け収める税もない状況に、もはや蜂起するしかないと豊久を救ってくれた子供エルフの兄が進言します。
勝ち目なんかあるのか?、という村人に対して、「あるよ」と出てくる与一。
片言のエルフ語を話す与一だが、大師匠が作った符術の札があれば、話せるようになると今度はオルミーヌが現れます。
信長は、その符術の札を見て陰陽道者どもの札に似ている、十月機関、大師匠とは何奴・・・と考えを巡らせるのでした。
オルミーヌからエルフ族の現状を聞いた信長は、こう言え、と豊久に入れ知恵をします。
そして豊久がエルフたちに告げます。
「 おう お前たち 恥ずかしくないのか 祖先に 」
「 恥ずかしくないのか 子孫に 」
「 お前達 国は欲しくないか 」
== 感想 ==
この第12話を読むだけで、この漫画のあらすじというか設定が一発でわかる感じですね。
破壊と殺戮を目的とする黒王軍、それに対抗しうるのはドリフターズ。
集結し、力を合わせれば黒王軍と十分に戦えるため、それを阻止したい黒王。
それにしても黒王とは何者なのでしょうね。
触れるだけで傷を治すことができるって!
廃棄物側は、元の能力以上に炎や冷気を操ることができる者もいるようなので、黒王は何か癒し系に関係する者なのかもしれませんが・・・誰だか見当もつきません。
ナイチンゲールなんてことはないでしょうしね~。
それとも癒やしてほしかった、治療してほしかったけどしてもらえなくて亡くなった人物、でしょうか?
そして久しぶりの登場になった豊久たちは、エルフたちをあおり、国盗りを始めようとします。
信長の入れ知恵で喋らされている豊久ですが、エルフたちにとっては村を救ってくれた中心人物は豊久ですからこの形が良いのでしょう。
もちろん、信長がそう判断し裏で動いているわけですけどね。
この第12話からはじまるコミック2巻は、そんな信長が表紙です。
信長の策略?が冴え渡る1冊になるのかどうか、続きが楽しみですね!